名前を覚える、名前を呼ぶ。人に好かれるコツなんですね

人に好かれたい、信頼されたいと思ったら、真っ先にすることは何でしょう。

人の名前を覚える。

「人を動かす」を書いたディール・カーネギーは、「人に好かれる6原則」を定義していて、名前を覚えるを３番目に定義しています。

「人を動かす」にはたくさんのエピソードが書かれています。
「人の名前を覚える」にも、アメリカの郵政長官を務めたジム・ファーレー、鉄鋼王アンドリュー・カーネギー、ルーズヴェルト大統領のエピソードがありました。
たとえば、アンドリュー・カーネギーは子どもの頃に「人は自分の名前のことがものすごく好き」だと気づいていて、人の協力を得ながら富豪になった人です。

私はこの話を読んで、すぐにある方のことを思い出しました。
私が北海道中小企業家同友会に今でも所属できているのは、その方の存在が大きいのです。

こんにちは。
札幌でWebプロデューサーをしている白藤沙織です。モノゴトをズバリ言うので「ズバリスト」と呼ばれています。

先日、北海道中小企業家同友会札幌支部の経営指針委員会の広報のため、株式会社和光の会長 田中傳右衛門さんを取材させてもらいました。
田中会長は、同友会の経営指針作りが中小企業には必須、魂のこもった経営をするために必須と熱い想いを持って、札幌支部に経営指針を学ぶ場を作られた方です。

私は田中会長との出会いがきっかけで、「私がいてもいいのだろうか。。。」と思っていた経営指針委員会で副委員長もするようになったのです。

名前を呼んでもらえる安心感

 そもそも私が北海道中小企業家同友会に行くようになったのは、親しくしている女性経営者の先輩が紹介してくれたからです。
そして、「絶対に経営史指針を勉強するといいよ」と言って、何もわかっていない私を経営指針研究会を送り込んでくれました。

研究会で1年勉強したあと、「女性の委員が少ない」という理由もあり、そのまま研究会を運営する経営指針委員会のメンバーになりました。

まだソフトウェアの取扱書を書いていた頃で、経営者の集まりなど社交の場（?）に出たことが少なかったのです。

何をするのも、何だか小さくなってびくびくしていたように思います。

当時は委員会に行っても、ただただみなさんに聞いていたように思います。
委員会に行く前には、X-Japanの曲を聞いて自分を奮い立たせているありさま(^▽^;)

そんなとき、委員会が開かれるお部屋に入ったら、

「あっ、白藤さん、こんにちは」

とニコニコ笑って声をかけてくださった方がいたんです。

その方が田中会長です。

びっくりすると同時に、とてもうれしかったのです。
同友会の重鎮であり、何年も会社経営をされていて、とても深い経営の話をしてくださる大先輩が、私の名前を覚えていてくれることに感動したんです。
そして、田中会長の笑顔を見て、肩の力が抜けました。

それまでの私の男性経営者のイメージは、私のような経験の少ない女性経営者は気にもとめない、または私の方からご挨拶に行って覚えてもらわなければならないと思っていました。
女性社員を軽視する男性経営者は多々いらっしゃいます。
私もそのような扱いをされても、仕方がないという思い込みもありました。

だから、田中会長から挨拶していただいたことがとても新鮮で、にこにこ笑顔で気さくに声をかけてくださる田中会長のファンになったんです。

名前を覚える。そして挨拶する。

小学生のときから習っていることだと思います。
でも、案外できていないんですね。
とくに、新しく入ってきた方々の名前を覚えるって、意識していないとできません。

私が出会った頃はまだ社長をされていて、田中会長からは経営指針委員会で経営についてたくさん学ばせてもらいました。
社長を息子さんに譲られてからは、経営指針委員会ではお会いできなかったので、今回の取材はとても楽しみにしていたんです。

久しぶりにお会いした田中会長は、やっぱり笑顔で迎えてくださったのでした。

田中会長を取材したときの記事はこちらです↓

「経営指針」（2）　魂のこもった経営指針作り

よかったら読んでみてくださいね!

それにしても、私って自己肯定感が相当低かったんだなぁ。。。

ちなみに、「人を動かす」はこんな本です↓

ではでは～

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