主演女優なのに親友の役を演じるのはやめない? ~ 映画「ホリデイ」より
誰かの推薦するものをいいと思い、すべて試してみようと努力する。
誰かに手伝ってほしいと言われたら、それが名誉のことだと思う。
メンターは人生を豊かにしてくれるから、メンターを追いかけ続ける。
人生のあるとき、こういう時間があるのはとてもいいことだと思うんです。
でも、時にはこういう枠組みを離れて、自分の直感で好きなものを選んでいくっていいなって思うんです。
そんなことを思っていたときに、私の思考パターンに似ているなぁって思う女性が登場する映画に出会いました。この映画は、ストーリーはべたな恋愛映画です。新型コロナウィルスの感染防止のために外出自粛が続いている今、めちゃめちゃ明るくて前向きで、女優さんがきれいで舞台も美しい映画を観るのも心が軽くなっていいなと思いました。
(私が単純な人間なだけかな)
こんにちは。
札幌でWebプロデューサーをしている白藤沙織です。モノゴトをズバリ言うので、「ズバリスト」と言われています。
私が選んだのは、ケイト・ウィンスレットとキャメロン・ディアスが主演の「ホリデイ」。
イギリス郊外の美しい街と、ロサンゼルスが舞台で、失恋した2人が住居・車などすべてを2週間だけ交換するところから話が始まります。ハッピーエンドで終わるこのお話は、ちょっと疲れている女性にキラキラを与えてくれるかもしれません。
以降、ネタバレが含まれているのであしからず。
何かを変えるときは勇気を出す
恋愛映画とはいえ、奥の深いメッセージも隠されているこの映画、私は元脚本家のアーサーと主人公のひとり「アイリス」の会話が心に残っています。
ケイト・ウィンスレットが演じている「アイリス」は、仕事ができてかつ心が優しい女性です。優しいことは素晴らしい才能。アーサーと出会ったのも、その優しさから。アーサーは支えがないと歩けない老人で、自分のうちのカギもひとりで開けるのが難しいときがあります。あるとき、アーサーが自分の家がわからなくなり途方に暮れているときに、車で通りかかったのがアイリスです。彼女はアーサーを車で自宅まで送ります。そのときから縁ができていきます。
が、アイリスは優しいがゆえに、いいように利用されてもいるんです。彼女の恋愛は決していいものではなく、彼女が好きな男性に大切にされていません。困ったときだけ助けを求めてくるのです。アイリスの気持ちを知っているのに、ほかの女性と婚約して、なおかつ仕事で困ったら「きみだけしかいない」っていう男性、最低ですよね。でも、アイリスは彼がそう言うと、助けてしまいたくなるんですよ。
才能がたくさんあるのに、自信のなさから相手に従ってしまうアイリス。
その状況をアーサーが「主演女優なのに親友を演じている」と言うのです。
深いなぁ。
自分の人生の中では自分が主人公なのに、簡単にリーダーシップを相手に渡して、わき役になっているという意味と私はとらえました。
それではいつまでたっても、本当のしあわせは手に入れられないかもしれない。
こんなところが、私自分に似ているかもなぁと思ったんです。
自分の人生では主演女優なのに、簡単にその座をほかの人に譲っていて、それなのに不満を持っているといいましょうか。自業自得です。
そんなアイリスですが、アイリスを追いかけてきた元彼氏を追い出すことができたんです。
「私の中から力が湧いてくるわ」というシーン、すごく希望が持てます。
もうひとりの主人公は、キャメロン・ディアスが演じる「アマンダ」。映画の予告を制作する会社を経営していてロサンゼルスの大邸宅に住む彼女が、アイリスの住んでいるイギリスのサリー州にある小さな家を借ります。ここで起こるラブストーリーも素敵です。
自分の人生を生きるって、簡単なようでいて難しい。
でも、生きようと思うと絶対にそのように生きれるし、しあわせになれるんだよね。
ホリディ アマゾンプライムでレンタルできますよ。
コメント
この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。