みんなできる! 心に刺さる魅力的なコンテンツの作り方
人の心に刺さる魅力的なコンテンツとは何だろう。
そして、どうしたら作れるようになるのだろう。
昨年末からずっと考えていたテーマに、やっと答えがでました。
万人の心に刺さる魅力的なコンテンツを作るのは不可能。
でも、
自分の大切な人、大切なお客様の
心に刺さる魅力的なコンテンツは作れます。
こんにちは。札幌でWebプロデューサーをしている白藤沙織です。
10月から始まった「オンライン時代の無敵の話し方塾」が、1月19日で終わりました。
昨年末に出された最終課題が5分間の講演。
テーマは「人の心に刺さる魅力的なコンテンツの作り方」でした。
これが非常に苦痛でしてね。
未だTikTokの反応が薄いのに、「魅力的なコンテンツの作り方」なんて話す資格はないんじゃないかと落ち込んでました。
しかし、一度決めたことは最後までやり遂げないと参加した意味がないじゃないか。自分を励ましつつ、準備をしていたのでした。
今日は、プレゼンで話したことをまとめます。
映画だって万人にウケではないか
「心に刺さる魅力的なコンテンツの作り方」というテーマを見たときに、難しいなと思いました。
- 心に刺さるって何?
- 魅力的ってどんなこと?
- 誰が魅力的だと考えるのだろう
いろんなことを考えたわけです。
心に刺さる魅力的なコンテンツって、見てくれた人の心が動き、いいなぁ、役に立つなぁ、素敵だなぁ、こうなりたいなぁと思ってもらえるコンテンツだと思うんです。
でもね、考え方も感じ方も人それぞれです。
だから、「魅力的なコンテンツ」だけにフォーカスしても、「魅力的に思えない」と言われる可能性も高いのです。
そうして思いついたのは、映画のことです。
名作と言われる映画だって、人によっては見ようとも思わないんですよ。
たとえば、下にあげた映画で「あなたはどの映画が一番感動的でしたか?」と聞かれたら、どれを選びますか?
映画は、映画監督、脚本家、演出家、俳優など、伝えるプロがお金と時間をかけて作っています。その映画も、人の評価はバラバラです。
コンテンツを作るプロでさえ、万人に受けるコンテンツを作ることができないんです。
私たちができなくて当たり前でしょう(^▽^;)
では、「心に刺さる魅力的なコンテンツは作れないのか?」と聞かれると、そうではないのです。
事実、自分が感動した話とか、励みになっているものとか、心が動くコンテンツはたくさんあるでしょう。だから、作れるんです。
じゃあ、どうしたらいいのかというと…
自分の大切な人、大切なお客様の心に刺さるコンテンツなら作れるんじゃないかと思ったんです。
無敵の話し方塾を主催している藤村先生のように、多くの人たちに感動を与える話ができなくても、私の大切な人には心が動く話ができると思いました。
「誰に」をはっきりさせると、できるのです。
自分の大切な人をみつける方法
まずは「誰に」をはっきりさせるために、私は「2対6対2の法則」を使ってみました。
- あなたを好きな人、あるいはあなたが好きな人が2割
- どちらでもない人が6割
- あなたを嫌いな人、あなたが嫌いな人が2割
多くの人に知ってもらいたいならば、「どちらでもない6割」の層まで考える必要があります。
が、コンテンツ力磨き中の人は、2割の「私を好きな人、あるいは私が好きな人」だけに集中した方がいいのです。
中でも、より具体的になるのは「私が好きな人」です。
仕事をしてみたい理想のお客様を思い描き、その人たちに情報を届けてファンになってもらう努力をするところから始めようと私は思いました。ファンになってもらうと、何を発信しても受け入れてもらえます。
でも、これだけでは漠然としているので、もう少し具体的にするために下の図を使って考えました。
縦軸も横軸も自分が思う指標を作り、度合いも適当に考えます。
私は縦軸に「ITリテラシー」、横軸に「情報発信に対する熱意」としてみました。
私が一番出会いたいお客さんは、ITリテラシーはそれほど高くなくても、インターネットでの情報発信に力を入れたいと思っている人です。
そして、Webを通して、ご自分の夢や目的を達成するお手伝いがしたい!
ですから、このようなグループに入る人と出会ったら、Webのどんな話を聞きたいのかな、どんな言葉を使っているのかな、どんなことに困るのかなと観察するんです。そして、ブログやSNSで発信していきます。
情報発信で仕事をうまくいかせたいと思うなら、まずはその分野のプロだと認識してもらうことはマストです。
近しい人と思ってもらえるように
でも、専門情報やお役立ち情報だけでは、私のことをずっと覚えておいてもうのは難しいです。
プロであれば似たような情報を書けるし、情報で選ばれるときは別に私でなくてもよかったときです。だって、自分の専門情報は勉強して知識になったものです。プロであれば同じ情報を発信できます。
だから、あなたがいい、もしくはあなたの会社がいいって思ってもらえる「何か」を加えることがポイントです。ここに、好きなこと・得意なこと・日常も発信する意味があります。
私が「白藤沙織です。さおりんと呼んでください」と言っているのは、「さおりん」って呼んでもらえるようになると、ちょっとだけ関係が近くなるからです。
仕事で「さおりん」って、呼ばれるのは何だか気恥ずかしいこともあります。でもねそうして覚えてもらうと、仕事がしやすいんですよ。
個性を出すのはスパイスのようなもの。専門情報があなたの個性で味付けされる感じです。
忘れてはならないこと
「誰に」を明確にし、自分の個性を出しつつ発信を続ければ、「心に刺さる魅力的なコンテンツ」はできると思うんです。
そうは言っても、そのコンテンツを作る力がないよって思った方もいるでしょう。
コンテンツを作る力がないと思っても、できることがあるんです。
それが「続けること」。
人は定期的に情報が届いていると、だんだん気になってくるものです。そのうち、いくつかの記事は読んでもらえるようになるかもしれません。そして、その中のひとつはその人にとって魅力的な記事になるかもしれないんです。
たとえ、一時期人気があっても、続けていなければ忘れられちゃいます。
だから、定期的に発信を続けるんです。
地道にコツコツと歩いていたら、いつのまにか先に走っていったうさぎを追い抜いたカメが理想です。
まとめ
- あなたの大切な人は誰なのか考えます。
- その人のことをよく観察して、自分が何ができるだろうか考えて記事を作ります。
- 専門記事だけではなく、あなたのことがわかる記事も混ぜていきます。
あとは、想いを込めて、打って、打って、打ちまくれ!です。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。