北緯43度のリア ~ コロナ禍で見たお芝居
1年ぶりにリアルでお芝居を観ました。
「All Sapporo Professional Actors Selection vol.2」の「北緯43°のリア」です。
北海道内外で活躍する俳優を作品ごとに選抜して作るというのがコンセプト。
クリエイティブスタジオの入り口で、思わず「上演できてよかったですね」って受付の方に言ってしまったほど感慨深いものがありました。
なぜなら、1年前に上演されていたvol.1の「虹と雪、慟哭のカッコウ〜SAPPORO’72」は、コロナの流行で千秋楽を迎える前に中止になってしまったからです。
そして、1年前は私も5月に舞台に出る予定で練習をしていて、勉強もかねてこの劇を見に行っていたのです。
私が見に行ったのはその2日くらい前で、入り口から緊張感が漂っていたことを思い出します。コロナが流行し始め、「やばいぞ」って誰もが思い始めた頃でしたからね。
1年前のブログはこちらです。
私たちはコロナのある生活にちょっと慣れたのでしょうか。今日はあれほどの緊張感はなく、マスクは当然みんなしているし、チケットの半券は自分でちぎるし、消毒もして会場に入っていきました。すでに常識になっていた。これだけでも、社会は変わったんだなと思います。
さて、2021年の「北緯43°のリア」の上演は1年前から決まっていて、「慟哭のカッコウ」の開演を待ちながら1年後も見に行きたいなぁと思っていました。
上演されると知ったときはうれしくて、今日をとても楽しみにしていました。
コロナの蔓延している中、対策をしながら練習したり、舞台装置をしつらえたりするのは大変だったんだろうなぁと思います。
今日の案内では、役者さんたちはマスクをしないで演技をするから、全員PCR検査を受けているし、検温もしてきたそうです。舞台を復活させる情熱を感じました。
「北緯43°のリア」は、シェークスピアの「リア王」がベースになっています。
アイヌ民族の文化を意識して作られていて、衣裳はアイヌ文様が入っていたし、音楽は「OKI & MAREWREW」が担当しているそうです。
役名はすべて英語名でしたが、雰囲気が北海道的で和洋折衷って感じです。
パンフレットによると、シェークスピアが「リア王」を書いたときは、ヨーロッパではペストが大流行していたそうです。劇場が閉鎖・開場をくり返していたさなかに書かれていたのです。そして、「北緯43°のリア」はコロナ禍で上演されています。狙ったわけではなく偶然だと、演出と主演の斎藤歩さんは書かれていますが、何かがつながっているのかもしれません。
1年前にはなかったアーカイブ配信があるのも、コロナ禍での社会変化ですね。
演技する役者さんたちを観ていて、私も舞台でお芝居をしたいなぁと改めて思ったのでした。
今日のブログはただの日記になりましたー。
OKI & Marewrewの動画があったので、リンクしておきますね。
コメント
この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。