発想の大転換 : 再現性のあるものに価値がない ~ 11/7エクスマセミナー
11月7日はエクスマセミナーでした。毎回すごいと思うんですが、今回は圧倒されたって感じがしています。それは、オープニングがモーツァルトの交響曲第25番ト短調 K.183から始まったためでしょうか。クラッシック音楽の静かだけれど、心揺さぶる曲がかかったからでしょうか。
モーツァルトはなぜ現在も知られているのか
セミナーの最初の話は、映画「アマデウス」の話から始まりました。
アマデウスの主人公サリエリがモーツァルトの才能に気づく。そのシーンが紹介されましたが、何か心に刺さりました。サリエリも優秀な音楽家。でも、モーツアルトほど才能はない。宮廷に仕える真面目な音楽家は、音楽の才能がある人を見抜く才能はありました。それで、あまり品行がよくないモーツァルトなのに才能にあふれていることに気づいて涙がじわとでてきます。そういうシーンが切ないなぁと思いました。
どこか自分に重なるものもあったからなぁ。
真面目に努力している人には、なんか不真面目なのに軽々と自分を超えてしまうような人に会うと、愕然としてしまうんですよねぇ。。。
そんな私の個人的な感想はおいておいて、、、
モーツァルトが生きていた18世紀は、今のようにデータとして音楽を複製できない時代。
当時はサリエリは優秀な音楽家と言われていたのに、サリエリは今の時代はあまり知られていません。でも、モーツァルトは超有名な音楽家として知られている。
その差は何なのか?
ひとつは、モーツァルトが小さな頃から、お父さんに連れられて演奏活動をしていたことになるのではないか。そんな藤村先生の話を聞いて、なるほどなと思いました。
行動量、発信量ですね。
人々に知ってもらうために、情報発信を大量にしたということです。
衝撃的な話
そして、私にとって衝撃的な話がありました。それはこちら↓
マーケターやコンサルタントは、再現性を求められる職業だった。でも、再現性があるということは、誰でも真似できること。それは今の時代には価値がない。みんな同じになるから。
さてさて、Webで集客しようと提案してる私、これからどうするって問われてる。そう思うの。#エクスマセミナー pic.twitter.com/gInskOzPKM
— 白藤沙織 小さな会社のWeb屋 (@writersakko) 2017年11月7日
今までの集客の仕事は、「再現性」が求められていました。
私の仕事でいうと、どうすればホームページのアクセス数が増えて、売り上げを伸ばすのか。
そういう手法を生み出して、できるだけシンプルな法則にしてノウハウとして提供する。
そのノウハウを使って、企業の売り上げを伸ばす。そういう仕事です。
でも、再現性のあることは、取り入れた企業はみんな同じになること。
ホームページで言えば、たとえばSEO(検索エンジン対策:1位になるための施策)かな。
SEOで順位を上げるノウハウが広がるとともに、競争が加速しました。当たり前です。みんな同じことをするので、ゴールが同じになるから競争になるからです。
藤村先生自ら、自分の職業はもういらなくなると話をされていて、私はびっくりしましたよ。
ロジックで規則性があることは、AI(人工知能)の方がはやく、正確に処理しますからね。だから、人間ができることは何かと考えて、人間にしかできないことを求めていくことが大事。
もちろん、何かを覚えるときにはノウハウがある方がいいから、ノウハウを学ぶのは大事です。でも、そこでとどまってはいけない。ノウハウをきわめて、その先に進もうっていうお話なのかなと自分なりに解釈しました。
圧倒的な行動は、裏切らない
そして、ゲスト講師は藤村先生のお話を証明するようなお二人。
1人目は、サッカー馬鹿と言われている、サッカーが大好きな美容師の勝村大輔さん。美容師が本業ですが、好きなサッカーのことを発信し続けて、なんちゃってサッカージャーナリストが本物のサッカージャーナリストになっていく過程を話されていました。
美容師の仕事をしながら、本物のサッカージャーナリストになった @gunners5050 勝村大輔さんの講演が始まりました。
サッカーが好きで発信続けた過程が楽しみなんです!#エクスマセミナー pic.twitter.com/jehFvUpELK
— 白藤沙織 小さな会社のWeb屋 (@writersakko) 2017年11月7日
本気で圧倒的な実績を作ると決めて、行動し続けた話に圧倒されました。藤村先生は「愚直にすぐにすること」が大事とコメントされていましたが、勝村さんは本当にそうされていたのがすごいです。
2人目は半年一緒に学んだ高野洋一さん。大手企業に勤め、海外で超エグゼクティブな生活をしていたのに、すべて手放して小樽の実家の酒屋さんを継いだ方です。戻った当初は仕事が苦しくて、眠るのが怖かったという話をされてました。それがエクスマを学び、くり返しくり返し好きなこととお酒を結び付けたイベントを開催し、仕事が楽しくなっていった過程のお話でした。結果、社長であるお父さんとの関係もよくなったそうです。
私が惹かれた話はこちら(^^ゞ↓
好きなことと仕事を組み合わせてイベントを企画して、くり返しくり返しSNSで発信し続けたら、高野商事さんのイベントで純粋に知り合って結婚したカップルは10組!!
すごい結果ですね。
ヨタのイベントに行こうかなぁ。。。#エクスマセミナー pic.twitter.com/Zc1oqQvflC— 白藤沙織 小さな会社のWeb屋 (@writersakko) 2017年11月7日
とにかく行動。好きなことに浸る。ブレないで発信していこう。
いつも思うのですが、今回は何か胸の中に刻んだっていう感じです。
■余談 :
エクスマセミナーのオープニングで使用された曲は、こちらです。藤村先生はモーツァルトの曲は明るい曲が多く好きでないと思っていたけれど、短調の曲もあるんだと思って好きになったそうです。
私は能天気オンナなので、明るくてきれいなモーツァルトのピアノ曲が好き。
トルコ行進曲は、こんな曲です↓
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白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。