インターネットを取り巻く不思議なこと
ITやWeb業をしていると、怪しいと思われることがあったり、人間味が足りないと言われたり、ビジネスがわかってないとか言われることが割とある。
それなのにである。なぜに、新事業を立ち上げようとか、販路拡大というと、「インターネットを使おう」と思うのだろうか。怪しい業界の人間たちと付き合うことになるのになぁ。
不思議である。
「SNSで情報発信しましょう。」「ブログをまめに更新しましょう。」こういう提案をすると、「流行のことばかり言うだけだ」とか「そんなちまちますることを望んでいない、売り上げをどんと伸ばしていかなくちゃならないんだ」とか言われることもある。
それなのにである。なぜに、経費をかけないでインターネットで収益を上げたいって思うのだろうか。
それも不思議である。
お金を使うか、労力使うか。なんらかの投資をしなければ、ビジネスはうまくいかないのではないだろうか。インターネットにお金も労力もかけたくないなら、どうしようもないって思うのは私だけ?
怪しい世界でどう信頼されるか
インターネットは怪しいし、危険なのである。
ビジネスをわかってないなどと批判されるような業種の人間たちと関わらないといけないからである。
それに、仮想の現実で売買するのである。パソコンやスマホの向こう側に誰がいるかわからないのに、個人情報を入力したり、クレジットカードの番号を入力したりするのである。
そんな怖いことできますか?
インターネットで事業をするってことは、あなたの会社もあの怪しく危険なパソコンの裏側の会社になるということだ。
ということに気づいている人は案外少ない。
自分が売る立場になると、自分が持っている疑いなどはなぜか忘れて、ホームページをオープンしただけで、事業はうまくいくって思っている人が多い。
そんなことはありません。神様は平等なんです。
しつこく言います。
インターネットは、ある意味怪しい。
だから、その中で自分がいかに信用されるか考えて、ホームページやブログ、SNSを運用すること大事だと私は思うんだな。
顔写真を出すのも、別に自己顕示欲が強いわけでもなく、「私がこの仕事の責任を持っています」っていう意志を表すのに必要と思う。サービスや商品を丁寧に紹介するのも、インターネットでは直接体験することはできないから。日々情報発信するのも、ちゃんとお仕事しています、こんな考え方していますと信用してもらうため。
ごくごく当たり前のことと、私は思います。
王様みたいに、世の中のすべての人が、自分のことを認めてくれるなんて思っちゃダメ。ひとつやふたつ情報を発信したくらいでは、誰も読んでくれないし、ましてお問い合わせをもらえるなんて思うのは甘い。どうしたら怪しまれないで、信頼されるのかということを知恵を絞って考える必要があるのである。
それなのに、「ブログ書けません」「SNSは苦手です」「インターネット広告にお金は出せません」って、どういうこと??って不思議な気持ちになるんです。
リアル営業では「一社でも多く訪問して人に会い、名刺をもらってこい」なんて激励されるのに、なぜインターネット営業で「ひとつでも多く情報発信して、ゆるやかなコミュニティを作ろう。」って激励しないんだろう。
営業する必要性は変わらないのになぁ。
たぶん、いま困っていないし、リアルで今は経営が成り立っているから、インターネットは片手間なのかもしれません。
私は資金繰り表で現金がなくなるのがはっきりわかってたから、命削ってブログを書いたからねσ^_^;。もう必死だったわけです。
「今は困っていないと言っても、今は少しずつ状況が変化していて、じわじわと悪くなっているでしょう。それに気づかないで、情報発信をさぼっていたら茹でガエルになっているかもなのにね」と言っていたのは、月に一回お会いして、Webの打ち合わせをしているお客様。そうか。気づいていないだけなのかもな。
人は習慣に弱い動物。
毎日、情報発信していたら、誰かは気にして見てくれるようになります。
その積み重ねで、情報発信していることが仕事に結びついてくるのだと思います。
時間がかかるから、そんなことはしていられないとか、情報発信はそもそも苦手だとか、いろんなことはあります。
そして、インターネットで何か目標を達成したいと思ったら、ホームページをもち、ブログやSNSで情報発信をするしかないと私は思うんです。広告だって、日々情報発信している方が反応が高いですからね。
これも信用してもらえるかなー。
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白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。