テニスふたたび

公開日時：2019年11月3日

最終更新日：2019年11月3日

folder エッセイ

ブログの見出しのデザインにテニスラケットをあしらったり、ツイッターのヘッダ画像にテニスコートの写真を使ったり、私はテニスが好きなのである。

観戦するのも好きだが、私はテニスをするのが大好きなのである。

どのくらい好きかと言うと、会社が倒産しかかって給与カットになったとき、新聞をやめたり、保険を見直したりと自分の生活コストを見直したというのに、テニスにかかる経費は削らなかった。そのくらい好きだ。

運動神経がよいわけではないのですごいプレイヤーではなかったけれど、まぁコツコツ型なんで、それなりにプレイができ、それなりに試合に出ていたのである。

が、、、

ここ数年、泣く泣くテニスを中断していた。理由は納得できるけど、とっても残念なことだった。

が、人間、そうそう悲しみに浸ってられず、新しい道に進むものだ。
自分でプレイをしなくなったら、あれだけ身近にあったテニスが遠くなっていく。テニスGAORAでプロの試合を見るのが好きだったのに、いつのまにか見なくなった。うちにテレビがあるのは、テニスの試合を見るためだったのに。

ですが、じゃじゃーん。

このたび、テニスに復帰することにしましたっ。パチパチパチ～～♪

と言っても、まだ様子見の段階。無理だったら、いつでもやめていいって気持ちで再開した。

テニススクールの会員カードを見たら、2017年の4月でレッスンが止まってます。もう2年も離れていたのか。

身体は動くかな、ボールは打てるかな、、、どきどきの中、テニス生活が再スタート。

それで、結論から言います。

ボロボロです(^▽^;)

予想通りですが、ボロボロです。

そして、私が一番なりたくないって思ってた人になってました。

「ミスばっかりで、ストロークもボレーも続かないじゃない。つまんない。練習になんない。」って何気なく避けていた「あの人」になってました。

前にテニスを習っていた時は、もっとも私がかっこ悪いと思っていて、なんかミスばかりする人になりたくなくて、ちょっとでもレッスンの足を引っ張ったと感じたらどよーんとしてました。

なんか器の小さい自分に苦笑い😅

で、今回の私は、比較と競争の世界と無縁で過ごせたのか！！！！

ウォーミングアップ後のミニストロークでは球が全然打てず、ボールがあちこちに散ってしまいます。熱心に練習してた時も、ミニストロークはあんまり得意じゃなかったから、全然テニスをしていない今、できるはずないじゃんねと、心の中で開き直る私。

メンタル、なかなかいい感じです。前だったら、ここで心が一回折れてたでしょう。

本日の練習テーマはストローク。
コーチと打ち合いをしているうちに、それでもマシになってきました。ボールが伸びてきている感覚、ラケットにあたったボールを押す感覚。やっぱりストロークが続くと楽しいです。

が、体力がついていかないので、一回練習をスキップ。そのときペアになってた方に悪いなと思いつつ、自分を優先させてもらいました。前だったら、ここで頑張っていたかも。

その方、あんまり人には興味がないのか、ペアになった私がグタグタなので機嫌が悪いのか、何も話さないし、声をかける余地がない感じです。たいてい初対面でも話すんですけどね。
前だったらそれでまた落ち込むタイミングですが、、、なにぶん余裕がないので、落ち込む暇がありません(^▽^;)

で、思いついたんですよ。「小池浩」さんの「ドSの宇宙さん」の本を読んだばかりの私は、「愛してるビーム」を送ってみようかなと。

こんな感じです。

相手の眉間に向かってビームを撃つイメージで「愛してるビーーーーム」と言え。もちろん、人前では心の中で言うだけでいい。

宇宙の中ではおまえも相手もおまえ自身だ。「愛してるビーーーーム」で相手に愛と信頼を伝えれば状況は一転するからやってみろ。

マンガでわかる!借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまい口ぐせp.133

残念ながら今日は真正面から言うタイミングはなく、ストロークしている後ろ姿に言ってみたので、うまくいきませんでした。きっと同じクラスに所属していると思うから、次のチャンスを狙います。

そんなこんなで最後は試合形式での練習。1ポイントごとにポジションを変えて、5人でぐるぐる回る形で試合を進めます。
私はまぁまぁ返球していましたが、いかんせんサーブができません。ほんと、情けないほどサーブが打てません(^▽^;)

こうしてかっこいいプレイはひとつもできずテニスのレッスンが終了したのでした。

終わってみて思うことは、

どんな状態でも、テニスを楽しんだ人が勝ちです。

たとえほかの人が「下手でいやだわ」と思ったとしても、仕方ないじゃんね。上手になるために来ているんだから、それでいいんです。

そして、多少人よりテニスができてもレッスンがうまくいかずに落ち込むことと、あんまりテニスができなくて人に迷惑をかけても上機嫌でいることには大差ありません。